Talk Technologies Inc.が運営する匿名掲示板。2023年7月1日開設。管理人はMasa。
「5ちゃんねるにとって代わる」という触れ込みで登場し、2023年7月10日に発生した5ちゃんねる史上最大のクーデター事件の舞台となった。
この事件によりなんJやなんGどころか5ch全体、さらには数多くの(5ちゃんねるとは無関係に運営されている)外部掲示板*1までもを大混乱に陥れた。
本項では5ちゃんねるをPC・iPhone・Android等向け専用ブラウザ「JaneStyle」経由で利用していたユーザーがtalk掲示板に強制移転させられた事件について解説する。
経緯
予兆
7月上旬、これまで販売されていた5ちゃんねる有料プラン「プレミアムRonin」が突然長期メンテナンスに突入し、買うことも解約することもできない状態になった。「プレミアムRonin」を販売していたのはほかならぬJaneStyleの制作会社ジェーンであったため、異変はこの時すでに始まっていた。
7月10日
7月10日11時頃、突如としてなんGを含む5ちゃんねるのサーバーがダウン。16時頃に復旧したが、専用ブラウザではスレの読み込みが出来ないという状態になった。
そのころJaneStyleのアップデート5.00が公開され、無事スレの読み込みが出来るようになった…と思いきや、よく見るとURLがこれまでの「5ch.net」とは違う「talk.jp」に変わっており、5ちゃんねるとは別サイトであることが判明。
またJaneStyleの更新履歴には5ch.netへの対応を終了したとの記載があり、ボード取得URLを5ch.netに書き換えても使用できなくなった。
さらには他の専用ブラウザもtalk.jp対応に移行し始めたため、5ch.netへの閲覧・書込は標準のWebブラウザ経由でしかできないようになった。
これらの予告ないtalk掲示板強制乗り換えにより、5ch全体で大きな混乱が生じることとなった。住民の了承や事前報告などなく強制的にtalk.jpへと移住させられたため「拉致」とも言われる。
しかしAndroid最大手専用ブラウザであるChMateはtalk.jpに対応しなかったため*2、Android民の多くはそのまま5chに残ることになった。
一方で、なんG民は5ch運営が一向にスクリプトガイジ*3の対策をしないことに日ごろから不満を募らせており、
それらの問題が一気に解決するように見えたtalkをなんG民に好意的に捉え移住するものも少なくなかった。
7月11日
1日経つと事件の全貌が徐々に明らかになっていき、それと同時にtalk掲示板の欠陥やtalk.jp運営側の問題点が露見し始める。
例として
・投稿者IDに5chで言うところの「末尾」がなく、投稿者の回線を識別できないためアフィカスの自演が簡単であること*4
・必死チェッカーやワッチョイ表示コマンドが使えないことによる煽りカスの増加
・1000レスを超えたスレがdat落ちせず、また保持数が多すぎる
・事前連絡なく5ch.netのサポートを切っておきながら、自身が販売を管理するRoninを引き継げない
・上記スクリプト荒らしの実行者がtalk.jp・JaneStyleの関係者であるという疑惑*5。
さらには5chが声明を発表、今回の事態は5chブラウザの動作に必要なAPIへのアクセス権限を委託されていたJaneStyleの開発者が、独断でAPIへのアクセスをオフにしたからであること、またAPIのJaneStyleへの独占公開を終了し、アクセスフリーにすることで専用ブラウザの開発を再開できるようにしたことが説明された。
これにより各種の専用ブラウザは次々と5ch.netへの対応を再開していった*6。
7月12日
iOS端末における最大手専用ブラウザであるtwinkleもアップデートにより5chに書き込めるようになったことで、5ちゃんねる派が一気に増大しtalk掲示板は過疎化が進行。
talk.jpサイドもスレ保持数の削減など手を打ったものの、過疎化は食い止められていない。
とはいえ一部移住民はそのままtalk掲示板に居つき、住人が分断された状況が依然続いている。
また、制作会社ジェーンが状況の説明を公開した。。
関連項目
外部URL
- Talk専用ブラウザ 「Jane Style」
- 5ch.net のサポート終了と Talk 対応に関するお知らせ - 制作会社ジェーン側からの経緯の説明
- ★ 5ちゃんねるから新しいお知らせです - 5ch側からの経緯の説明
- Ver7.0.0更新情報 - mae2ch制作者の証言
Tag: なんG