猛○○賞

Last-modified: 2024-04-29 (月) 16:00:02

同一人物もしくは集団が1つの事柄を3度行った(もしくは関与した)際につけられる別称・蔑称、あるいは事象を指す言葉である。


概要

ある選手が1試合において3安打を放った際に贈られる「猛打賞」が由来。これになぞらえて、ある人物が3度同じ事をした際につけられる物が「猛○○賞」である。

「猛打賞」は上記の通り良い出来事を指し示すが、「猛○○賞」の場合はやらかした際につけられることが殆どのため、例外はあるものの基本的には蔑称である。


一覧

個別記事があるもの

その他の「猛○○賞」

  • 猛戦力外通告賞
    最初に言われたのは森越祐人(元中日→阪神→西武)である。森越は2020年に西武から戦力外通告を受けたが2019年に阪神、遡って2014年にも中日から戦力外通告を受けており、3球団目の戦力外通告だったことからネタにされた。結局森越は2020年で引退したが、トライアウト受験が2度成功した唯一の人物でもある。
    森越以外に3回以上戦力外を通告された選手たち

    森越以外に3回以上戦力外を通告された選手たち
    平成以降・一軍で実績が有る選手限定で列挙。

    名前所属
    備考
    加藤哲郎元近鉄→広島→ダイエー
    1989年日シリでの「巨人はロッテより弱い」発言から4年後の1993年から3年連続で戦力外通告を受けた。1995年引退。
    廣田浩章*1元巨人→ダイエー→ヤクルト→近鉄
    1994年に巨人から戦力外通告を受けたのを皮切りに2000年に近鉄から戦力外通告を受けるまで通算4回戦力外通告を受けた。2000年引退。
    山崎慎太郎元近鉄→ダイエー→広島→オリックス
    1999年にダイエー、翌2000年に広島、2002年にオリックスから通告され、通算3回の通告を受けた。2002年引退。
    柴田佳主也元近鉄→日本ハム→阪神→ダイエー
    2001年の近鉄を皮切りに、2004年のダイエーまで4年連続で戦力外通告を受けた。2004年引退。
    高木晃次元阪急/オリックス→ダイエー→ヤクルト→ロッテ
    1997年にダイエー、2001年にヤクルト、2009年にロッテから通告され、通算3回の戦力外通告を受けた。2009年に12球団合同トライアウトを受けた後引退。
    藤田宗一元ロッテ→巨人→ソフトバンク
    2007年にロッテ、2010年に巨人、2011年にソフトバンクから通告され、通算3回戦力外通告を受けた。ソフトバンク退団後は1年間BCリーグ・群馬でプレーした後引退。
    久保裕也元巨人→DeNA→楽天
    2015年から3年連続で戦力外通告を受けた*2。2020年引退。
    細川亨元西武→ソフトバンク→楽天→ロッテ
    2016年にソフトバンク、2018年に楽天、2020年にロッテからそれぞれ通告され、通算3回戦力外通告を受けた。最後のロッテからの通告はシーズン終了前に行われ、シーズン終了よりも先に細川が引退を表明したため、シーズン最終戦で引退試合が用意された。引退後は新たに発足した九州リーグ・火の国サラマンダースの初代監督に就任。
    阿部健太元近鉄→オリックス→阪神→ヤクルト
    2011年に阪神、2014年にヤクルトからそれぞれ戦力外通告を受け、2014年に一旦現役引退。翌2015年は打撃投手兼スコアラーになったが、当時ヤクルトでは怪我人が続出していたため、二軍の数合わせとして(しかも現役時代投手だったにもかかわらず野手として)急遽現役復帰。同年オフに自身3度目の戦力外通告を受け、改めて現役を引退。
    ちなみに、中村紀洋(元近鉄→MLB→オリックス→中日→楽天→DeNA)は、オリックス(2006年)・楽天(2010年)・DeNA(2014年)の計3球団に渡って自由契約を経験しているが、このうち2006年のオリックス退団については契約交渉の決裂が原因であるため戦力外とは異なる。
  • 猛補強賞
    2021年に千葉ロッテマリーンズが実施した3日連続補強のこと。
    6月14日にDeNAから国吉佑樹を獲得(有吉優樹とのトレード)、15日に中日から加藤匠馬を獲得(加藤翔平とのトレード)、16日にメキシカンリーグから元中日のエンニー・ロメロを獲得して達成。
  • 猛帰国賞
    2021年に読売ジャイアンツに新規入団した助っ人が3人続けてシーズン途中帰国したこと。
    2020年オフに中軸候補としてエリック・テームズとジャスティン・スモークを獲得したが、テームズは一軍デビュー初日にアキレス腱断裂で戦線離脱し、そのまま帰国、その後8月23日に自由契約。スモークもホームシックを理由に交流戦明けに帰国してしまい、帰国1週間後の6月24日に自由契約。その後、2人が抜けた穴を埋めるべくスコット・ハイネマンをシーズン途中に獲得したが、そのハイネマンも体調不良を理由にわずか1ヶ月で帰国、同年オフに自由契約となってしてしまい、新規助っ人野手が3人続けてシーズン途中で帰国・同年限りで退団するという珍事を達成した。
  • 憤死
    2022年5月4日の広島対巨人戦(マツダスタジアム)で巨人・元木大介が3イニング連続でランナーを本塁で走塁死させたこと。
    3回表二死二塁で吉川尚輝がライト前へのヒットを放つ。三塁コーチャーの元木は二塁走者の大城卓三を本塁へ突入させるが右翼手・中村健人からの好返球に阻まれる。続く4回も二死二塁から丸佳浩がライト前ヒットを放ち、二塁走者の香月一也が本塁生還を狙うが再び中村からの好返球に阻まれ得点ならず。さらに5回二死一二塁でもにも吉川がセンター前ヒットを放ち大城が本塁突入を狙うも中堅手・西川龍馬からの好返球に阻まれ達成。なお、試合には勝利した模様。
  • ZGS
    2024年4月28日のDeNA対巨人戦(横浜スタジアム)で巨人・中山礼都が1回表、3回表、8回表の3度二死満塁の場面で凡退したことで達成。



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*1 1993年まで姓は「広田」表記。
*2 このうち、2017年に楽天から受けた3回目の通告は、翌2018年の育成契約への移行を目的としたもの。その後、2018年5月に支配下契約へと復帰した。