やっぱりサンテレビさんが一番です

Last-modified: 2024-01-02 (火) 12:42:07

2015年の開幕戦・阪神タイガース対中日ドラゴンズ戦(京セラドーム大阪)の実況スレで書かれたレス。

阪神の攻撃中になぜか巨人の攻撃を映した読売テレビ*1に阪神ファンが出した苦情が由来で、丁寧に書かれているが相当な「怒り心頭ぶり」が感じられる。

なお読売テレビは関西圏で度々中途半端な中継を行う代表格として不評を買う事でも知られており*2、2021年11月7日開催のクライマックスシリーズ1stステージ 対巨人戦では9回2死1塁で放送終了してクレームが殺到する事態を引き起こしており*3、しかも前日の試合でサブチャンネル*4を用意したにも拘わらずこの日は用意していなかった。無論、この際も(ABCを介してリレー中継が出来る)サンテレビが引き合いに出されたのは言うまでもない。


初出

【祝!開幕戦】阪神タイガース×中日ドラゴンズ【実況】
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779: 15/03/27(金)18:59:41 ID:fjS

>>777
ご意見:
阪神の攻撃中に巨人の攻撃を映すとはどういうことですか?
二元中継だかなんだが知りませんが阪神ファンの私どもとしては非常に残念です
失望しました。やはりサンテレビさんが一番です
関西テレビ*5より酷いですね
二度と読売テレビさんは、阪神の試合の放映権をとらないで下さい
これは、阪神ファン全ての意思です


サンテレビジョンとは

神戸市に本拠がある兵庫ローカルのテレビ局で神戸新聞の連結子会社にしてデイリースポーツの兄弟分。1954年に法人化された「姫路テレビ放送」が源流。その後かなりの紆余曲折の末に1969年5月開局。略してサンテレビやサンと言われる方が圧倒的に多い。リモコンキーIDも3と覚えやすいが、局名はsunから来ているので単なる偶然である*6
阪神戦と深夜アニメ*7*9が有名で、兵庫から東は山がない為か大阪のほぼ全域にも電波が届いており、また大阪にある全てのケーブルテレビ局で見れる為、在阪の阪神ファンやアニオタの視聴者も多い*10。2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、兵庫県北部に津波警報が発令された際の対応が称賛された*11

その兄弟分のデイリー同様ご多分に漏れず阪神に力を入れており、1969年から始まった阪神戦中継は2019年までで3400試合中継を達成。2005年からマスコットとなっている「おっ!サン」で毎度阪神ネタをやらせるなど在阪他局の追随を許さぬ阪神愛を発揮する。現在は1シーズンで60試合ほどを放送しており、その中継スタイルは、試合終了までノーカット*12、阪神勝利時にはヒーローインタビューまで放送時間を延長するのがお約束となっている*13。他局の野球中継が試合の途中で終わってしまった場合も、その局に対する苦情と同時にサンテレビを称賛する声が挙がる*14。自局が放映権を持っていない時も、ABCテレビで中継される場合はリレー中継*15という形で間合の時間帯に中継する。さらに放送延長こそ無いが年に数試合二軍戦まで中継している。オフシーズンも空いた枠に阪神関係の番組を放り込み、普通のバラエティ番組にすら阪神要素をねじ込んでくるのも日常茶飯事。この事から地元兵庫・大阪の阪神ファンから絶大な信頼を得ており、遂には2019年の阪急阪神HD株主総会で中継はすべてサンテレビにして欲しいと要求する株主まで現れるほどで、2023年9月14日の巨人戦にて阪神がリーグ優勝した際には多くの虎党から感謝された(後述)。なお、「サンテレビボックス席」は巨人戦を除いて自社のテレビ中継車を各球場に送り込んでおり、ビジターゲームの中継もたびたび行っている*16

なお阪急ブレーブス時代からの縁でオリックス・バファローズの主催試合の中継*17をするときもあり、同様に試合終了ないしヒーローインタビューまでの完全中継を行う*18。ちなみに嘗ては1989年の福岡ダイエーホークス誕生時から2002年まで、ホークスの生中継も行っていた*19


2021年9月第1週の阪神戦中継テレビ局

8.31 中日(甲子園)サンテレビ*20
9.1 中日(甲子園) ABCテレビ、BS朝日*21
9.2 中日(甲子園) 試合中止(サンテレビ中継予定)*22
9.3 巨人(甲子園) 読売テレビ*23
9.4 巨人(甲子園)関西テレビ・BSフジ*24
9.5 巨人(甲子園)サンテレビ*25

このように、週に3回は放送している。


エピソード

1973年10月22日「サンテレビは俺たちの味方や」

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1973年のペナントレースは最後まで大混戦となり*26、10月22日の最終戦(阪神対巨人戦、阪神甲子園球場)で勝ったチームがリーグ優勝となる状況となっていた。ところが、この試合に阪神は0-9で惨敗を喫し、巨人の優勝(9連覇。いわゆる「V9」)を許した。この結果に激怒した一部のファンが暴徒と化し、グラウンドになだれ込んで巨人の選手に襲いかかる*27、巨人ファンと一触即発の状態となる、早々に引き上げた阪神選手の乗ったバスをファンが取り囲むなど球場内外で暴動状態となった*28

セ・リーグの優勝が決まる最終戦とあって、この試合は読売テレビ(日本テレビ系全国ネット)・朝日放送・サンテレビがテレビ中継していたが、暴徒は「巨人の肩ばかり持つな」と読売テレビの機材を破壊し、比較的阪神寄りであった朝日放送ですら、機材の破壊こそ免れたものの中継を妨害*29されるなどしている。対して、サンテレビは襲いかかる暴徒の前に「サンテレビは俺たちの味方や」と阪神ファンが立ちはだかり、放送妨害は無かったどころか当の暴徒もサンテレビの機材やクルーを守ったため、被害を受けなかった。なおこの事件から48年後の2021年にサンテレビがJR神戸駅近くの新社屋に移転した際公式グッズとして「サンテレビは俺たちの味方や」と縫い込まれたドット柄のマフラータオルが発売されている

1992年9月11日 史上最長試合

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1992年9月11日の阪神対ヤクルト戦(阪神甲子園球場)は、審判団への抗議のための中断などをはさみ、延長15回引き分け。試合時間6時間26分という驚異的な時間の試合となったが、この記録は日本プロ野球史上最長で現在も破られていない。サンテレビはこの試合を終了まで生中継*30。中継終了後に予定していた番組は午前0時30分から順次放映していき、朝5時ごろまでかけてすべて消化している。これほどの長丁場でありながら、首位争いの真っただ中にあった2チームの直接対決とあって注目度は極めて高く、視聴率は平均28%、瞬間最高50%の超高水準だったという。

なおこの試合で更新されるまでの最長記録は、同じ年の5月27日にあった阪神対大洋戦(阪神甲子園球場)の5時間28分であり、こちらもサンテレビが試合終了まで中継していた。「たこ焼き」「加古川より向こうの人帰られへんね」の初出は、いずれもこの試合であったとされる

2003年10月27日 日本シリーズ第7戦

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第7戦の中継は王シュレット事件の余波、さらにNPB側の判断ミスもあり当初はテレビ東京系とNHK-BS放送*31のみの中継となっていた。おかげでテレビ大阪を視聴出来ない地区*32の阪神ファンは大激怒。このため阪神球団がテレビ東京に要請しサンテレビとKBS京都でも中継されることになり、事なきを得た。

2023年9月14日 リーグ優勝決定戦

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2023年9月14日、阪神は対巨人戦(阪神甲子園球場)にて18年ぶりのリーグ優勝を達成したのだが、この優勝の際に地上波で放送を行っていたのがサンテレビであった*33*34

阪神は9月8日から10日までの広島3連戦で3タテを決めマジック5としていたが、この時点での最速優勝日が14日の巨人戦であり、サンテレビが放送権を持っていた。一方翌15日の広島戦(マツダスタジアム)では地上波の放送予定が当初なく*35、16日の広島戦はMBS毎日放送が放送権を持っていたが放送時間が17:00までであり*36、「完全中継」をする方針ではなかった*37
このため14日に優勝を決めてほしいという贅沢な悩みが阪神ファンの間であったのだが、14日の優勝にはかなり厳しい条件がついていた*38。しかし最速で優勝が決定したため、この不安は杞憂となった。

優勝決定時には実況・湯浅明彦アナウンサーによる数多くの名実況が生まれ、話題となった。
湯浅アナからは2023年7月18日に脳腫瘍により逝去した横田慎太郎*39*40にも

横田さん、今どこで見ていますか?

先輩たちが、同期生たちが、そして、あなたの愛した後輩たちが、『優勝』という最高の結果を残してくれましたよ。

あなたのことは、一生忘れません。

という語りかけるようなメッセージが送られ、多くの虎党が涙した。

なお、本試合の中継はビデオリサーチの統計がある1997年以降のサンテレビ野球中継では過去最高となる平均世帯視聴率20.8%(関西地区)*41を記録。瞬間最高視聴率は29.0%*42であった。*43
試合終了後の22時40分からは「2023 セ・リーグV記念特別番組 優勝お~んSP」にて、祝勝会の様子などを日を跨いでおよそ4時間にわたり完全中継した。

2023年10月18日 CSファイナル第1戦

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2023年10月18日、阪神は甲子園で広島と対戦し、4-1で勝利。この際の生中継はABCテレビが担当していたのだが、何と放送終了1分前に試合が終了してしまい、20時53分からリレー中継予定だったサンテレビによる前代未聞の試合終了後にヒーローインタビューのみ中継を行うと言う珍事が起きた。

2023年11月5日 日本シリーズ第7戦

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2023年11月5日、オリックスとの「関西ダービー」となった日本シリーズを阪神は3勝3敗で迎えて第7戦を迎えた。ところが、地上波でサンテレビによる中継は無し*44。ちなみに第2戦はテレビ東京系列での中継が放送され、過去の例からサンテレビでも中継可能かと思われたが結局中継はネットされず(20時からボートレース中継があったためかと思われる)この日の兵庫県では阪神の保護地域であるにも関わらず、越境受信でテレビ大阪やテレビせとうちが見られる地域を除けば、地元地上波で日本シリーズが見られないと言う事態になった。殆どがアナログテレビ時代の20年前と異なり、衛星放送の普及率が上昇したと判断されたこともあるのだろう。*45結局フジテレビ系列*46で中継が行われた。阪神はその第7戦に7‐1で勝利、38年ぶりの日本一を決めた
試合自体は21時40分に終了したが、その後サンテレビ公式より、リーグ優勝同様に「日本一特番「阪神タイガース 2023 日本一記念 特別番組『チャンピお~んSP』」を放送すると公式アナウンスした為、公式HPがダウンする事態に。その後23時30分から祝勝会の様子などを放送、テレビでは「どうしても変更できないメンテナンス」のためやむなく午前1時30分で終了したが*47、Youtubeではその後午前3時半近くまで配信を敢行した。なおテレビ放送終了後の選手インタビューについては、翌6日夕方の『NEWS×情報 キャッチ+』の放送枠を急遽1時間55分に拡大しその中でも伝えられた。


関連項目



Tag: 阪神 報道機関


*1 読売新聞の資本が入っている日本テレビ系列の局であり、特に開幕戦でもあることから日本テレビ系列で全国中継されていた巨人の中継との二元中継を行ったものとみられる。
*2 民放の「5大ネットワーク」の系列局では地元球団のローカル中継を実施しているが、キー局(関東広域圏)では野球を放送せずにレギュラー番組を編成していることがほとんどのため放送は21時までと決まっており、近畿広域圏ではサンテレビの存在があるのでどうしても他の局の酷さが際立ってしまう。
*3 日曜日のデーゲームでありこのあとは全国ネットの「笑点」が控えていたので延長は不可能だった。
*4 サブチャンネルは本来野球中継の延長対策として地上波・BSデジタル放送で実装されたものだが、画質の低下やスポンサー確保の問題が生じ導入例は非常に少ない。
*5 実況アナ・解説陣の評判が悪く、関テレ放送時の勝率が悪かったことなどのオカルト的要素もあって嫌われている。また、いかなる展開でも21時前に強制終了という全国地上波放送の定番を行なっており、肝心な場面が観れないケースが多い。なお関西テレビはヤクルト球団の主要株主であるフジ・メディア・ホールディングスと阪急阪神ホールディングスの持分法適用会社である。
*6 アナログ時代の大阪地区のVHF局のチャンネルは偶数ばかりだったので、UHF局をリモコンの奇数に入れることが多く、サンテレビは駄洒落で3になっていることが多かったので、あながち偶然ではない。
*7 元々はテレビ東京の準キー局でテレビ東京の番組を送信していたが、テレビ大阪開局(1982年)で放送地域がかぶるので疎遠になりABCテレビ*8と業務提携(1985年)したために関係が絶たれた。KBS京都でもネットされている(京都が膝元である任天堂が1990年代に一度倒産した同局に出資している為)ポケットモンスターや妖怪ウォッチすら現在でも放映されておらず、テレビ東京とサンテレビの関係が悪いと言った風評が広まっていた(実際には兵庫県下のCATV加入率が7割以上ある為テレビ大阪からの再送で事足りるからである)。
*8 近畿2府4県と徳島県を放送エリアとする、テレビ朝日系(1975年3月まではTBS系)の準キー局。かつては阪神電鉄もわずかに出資していた。なんJ的には「虎バン」で有名。
*9 サンテレビで放送される深夜アニメは、かつての関東独立UHF局をキー局の作品や、前述の番組が毎日放送とネットして、毎日放送の深夜アニメ枠からあぶれたTBSがキー局の作品が多い。
*10 アニメは香川・徳島のケーブルテレビへの再送も行っている事から貴重な深夜アニメ放映局としても重宝される。ただし後述する野球中継の放送時間の延長による後続番組の繰り下げ放送が多発する点は不満として挙げられることが多い。
*11 英語、韓国語、中国語、ベトナム語、ネパール語、タガログ語(フィリピン)、ポルトガル語のネイティブスピーカーが手書きのテロップを読み上げ、避難を呼びかけた
*12 他局では攻撃中にCMを放送し、規定時間が来ると延長せず終了などが多く、ノーカット放送は地上波では稀有である。試合終了まで放送する「完全中継」をしたのは日本初。
*13 2021年現在、プロ野球史上最長試合時間(6時間26分)である1992年9月11日の阪神vsヤクルト戦でもノーカット放送を敢行、2005年9月29日や2023年9月14日の阪神リーグ制覇時には優勝特番をこの後に編成、どちらも当初予定されていた番組が明け方まで繰り下げられた程である。
*14 2014年オールスターゲームでテレビ朝日が2試合分の放映権取得も、両試合とも途中で放送を打ち切ったため野球ファンから総スカンを食らった。しかも規定で延長戦がなく、放送時間を十分に確保していれば回避できた可能性が高いため「始めから中継する気がなかったのでは」という点でも問題に。
*15 ABCテレビが中継権を持っているのは水曜日と日曜日で、中継枠が20時50分までしか確保されておらず、21時台が全国ネットの番組である水曜日に大体リレー中継が行われる。一方、中継枠が17時20分まで確保されたり、サンテレビが自局番組を放送する日曜日には、リレー中継はほとんどない。ナイターで飛ばされた定時番組は土曜午後に放送される(大体、14時から16時30分までである。高校野球が絡むと12時からになり、、押し出された定時番組(2023年だと中居正広のキャスターな会)は不放送になる)のだが、高校野球中ともなるとそうもいかず、2021年8月25日放送予定の「あいつ、今、何してる」は28日午後の放送予定の枠が東京オリンピックと長雨で開催がズレにズレた高校野球の中継に奪われ、29日の27時32分から放送され、番組終了は28時30分であった。
*16 なお、巨人戦に関しては読売系列の日テレがほぼ独占している為、1979年オープン戦(鹿児島県鴨池野球場)での対阪神戦における東京12チャンネル(現在のテレビ東京)のネット受け中継以降行っていない。2021年8月17日-19日まで行われた阪神-DeNA戦で、DeNAの本拠地横浜スタジアムが東京五輪で使用出来なかった為、代替として東京ドームで開催された。これに伴い、サンテレビ史上初めて東京ドームでの自社制作完全生中継が行われた。
*17 一方、大阪近鉄バファローズはKBS京都が中継するパターンが多かった。
*18 阪神が負けるとヒーローインタビューをカットするのがお約束のサンテレビだが、オリックスのみ例外でヒーローインタビューまで中継する。なお、カンテレはヒーローインタビューを打ち切り苦情殺到した模様。
*19 1982年にサンテレビが経営危機に瀕した際、兵庫県・神戸市と共に神戸発祥のダイエーが出資しており、2002年にダイエーの経営不振もあり神戸新聞社へ全株譲渡するまでダイエーが経営主導権を握っていた事による。ホークスを足掛かりとした九州進出を中内㓛自身が特に重要視していたことも要因である。
*20 青柳晃洋が炎上し、一時追いつくも敗戦。
*21 サンテレビとのリレー中継。大山悠輔の適時打などで逆転勝利。
*22 振替試合は10月21日に実施。ちなみに、藤浪が予告先発だった。
*23 中野拓夢の三塁打などで逆転勝利。
*24 大山が逆転サヨナラ2ランを放ち勝利。
*25 6点差を追いついて引き分け。
*26 最終結果は首位巨人から最下位広島まで6.5ゲーム差。
*27 特に王貞治に至っては下駄で殴られた。なお巨人は前年も甲子園で優勝を決めていたが、1973年ほどではないにせよファンによる妨害があり、グラウンドでの胴上げは2年連続で中止となった。
*28 事態鎮静化の為に当時の阪神監督だった金田正泰(故人)がファンの前で拡声器を使って謝罪する羽目になった。
*29 空き缶を投げつけられたり怒鳴り込まれるなど。なお当日は朝日放送ラジオの人気冠番組を持ち、生粋の虎党で知られていた中村鋭一がゲストとして出演していた事から「鋭ちゃんところやから勘弁したれ」と一部の阪神ファンに座布団を翳されたりするなどして守られた。
*30 この日は金曜日で、フジテレビはすでに0時台に放送が繰り下がっていた「プロ野球ニュース」で試合終了前後を生中継しており、ほぼ全国に中継されていたのである。
*31 当時2割しか普及率が無かったにも拘わらず、BS1かNHKハイビジョンでカバー出来ると言う謎判断によるもの。
*32 JR神戸線・阪神本線沿いの海側と明石・加古川・淡路の兵庫県南西部(テレビせとうちの受信範囲)でない限り、ケーブルテレビに加入しなければ山側では視聴出来なかった。
*33 解説が掛布雅之真弓明信、実況が湯浅明彦アナ
*34 ちなみにBSでは当初中継予定が無かったものの、直前にBS朝日での中継が発表された(解説は関本賢太郎)。当初から同局で中継予定だった西武対ソフトバンク戦との二元中継だったが、中盤以降は阪神戦の独壇場となり試合終了後のセレモニーを完全中継、その間に西武戦は試合終了していたので阪神戦の中継終了後に西武戦の最後の部分の録画を流した。
*35 後に読売テレビが阪神が14日に優勝を決められなかった場合に限って15日広島戦の緊急生放送を行うと発表したものの、14日に優勝が決まったため実現しなかった。
*36 17時以降は全国ネットのアニメやニュース等がありローカルで延長は不可能。
*37 なお、17日の横浜戦(阪神甲子園球場)はサンテレビが中継予定だった。
*38 阪神(対巨人)の2勝1敗以上が必須、阪神が2勝1敗の場合は広島(対ヤクルト、神宮球場)が0勝3敗、横浜(対中日、横浜スタジアム)が1勝2敗以下で最速優勝、阪神が3勝0敗の場合は広島が1勝2敗以下、横浜が2勝1敗以下で最速優勝が決まる状態だった。3連戦の結果は阪神3勝0敗、広島と横浜が共に1勝2敗であった。
*39 鹿児島県日置市出身。2013年、鹿児島実業高校からドラフト2位で阪神に入団。ロッテなどで活躍した横田真之を父に持つ二世選手で、2016年の金本政権時代の開幕戦では2番・センターでスタメン出場するなど将来を期待されていた。しかし2017年に脳腫瘍を発症、寛解後も視覚の異常が治癒せず志半ばで引退を決めた。引退試合となった2019年9月26日のファーム・対ソフトバンク戦(阪神鳴尾浜球場)では8回表2死でセンターに飛んできたボールをノーバウンドで本塁まで投げアウトを取り、「奇跡のバックホーム」として話題となった。引退後は講演活動や本の執筆などを行い、時折川藤幸三のYoutubeチャンネルに出演するなど元気な姿を見せていたが、2022年に脳腫瘍が再発、2023年7月18日に逝去した。享年28。22日に鹿児島・日置で行われた告別式の出棺時に「私たち阪神ファンは決して横田慎太郎君の事を忘れません!」の言葉で送られ、後の阪神躍進の原動力となった。
*40 なお、優勝決定戦となった試合では9回表、2点リードで守護神・岩崎優が登板。この登板の際に普段の登場曲である河野万里奈の『アイキャントライ』ではなく、ゆずの『栄光の架橋』が流されたのだが、この楽曲は岩崎と同期入団の横田が「闘病中に勇気をもらった」として2018年から登場曲にしていた楽曲であった。球場に詰めかけた阪神ファンがこれに気づき、大合唱となったことが大きく話題となった(日本シリーズ第7戦の甲子園パブリックビューイングでも同様に流され合唱となったが、登板したのは桐敷で、ダブルプレーを取ってから岩崎にチェンジした。)。岩崎は坂本勇人のソロホームランで1点差に迫られたものの、リードを守りきって胴上げ投手となった。その後、岡田監督に続いて岩崎の胴上げも行われたが、その際に横田の現役時代のユニフォーム(背番号「24」)を手にしての胴上げとなった。ちなみに下記の湯浅アナのメッセージは岩崎が胴上げされた際に出たものである。
*41 本来サンテレビのような独立局は視聴率を集計しないのだが、ビデオリサーチ社が社会的な関心を鑑みサンテレビの協力を受け特別集計したもの。
*42 優勝を決めた直後である20時51分に記録。
*43 サンテレビは兵庫県と大阪府、京都府の一部しか視聴できないため、サンテレビが視聴できないエリアも含まれた中でこの高い数値となったのは異例。なお、視聴率日報では「ソノタ」と記載されていた模様
*44 三井住友銀行などのスポンサーのCMが流せないと言うのが理由と言われている。なお、三井住友銀行はサンテレビの株主。神戸銀行→太陽神戸銀行→太陽神戸三井銀行→さくら銀行以来の所有株であると思われる。
*45 第1戦から第7戦までの関西地区のビデオリサーチ社の日本シリーズ視聴率(*が付いているのはNHK-BS1でも中継、( )内は地上波中継放送局)は順に、21.8%*(関西テレビ)、15.0%*(テレビ大阪)、20.3%*(毎日放送)、27.7%(読売テレビ)、23.4%*(朝日放送)、30.1%(毎日放送)、38.1%(関西テレビ)であった。第4戦の視聴率が高いのは、NHK BS1の放送がないので読売テレビを見ざるを得なかったという視聴者が少なからずいたということがわかるだろう。
*46 番組変更やサブチャンネルで中継を急遽ねじ込める可能性が高い同時刻のNHK BS1の番組は、全て再放送であった。ただし、AMラジオでの中継は行っていた。
*47 23時30分以降に放送を予定していた番組については翌日の6日深夜に移動する措置を取った。