ガンナー ミシェル【1】
「私の名前はミシェル。よろしく頼む」 そう言って手を差し出す彼女の体からは、美しい顔に似合わない火薬の香りがした。その香りは奇妙に官能的だった。 |
ガンナー ミシェル【2】
「お望みとあれば、針の穴だって通してみせるよ」 その言葉通り、ミシェルが引き金を引くたびに、敵兵士が一人、また一人と倒れていく。 |
ガンナー ミシェル【3】
「できれば、もう少し射程を伸ばしたいんだよなあ」 ミシェルは、休日とあらば自分の銃を分解して、メンテナンスとチューニングをしている。 |
ガンナー ミシェル【4】
「動かない目標には興味がないんでね」 同僚に的当て勝負を挑まれても、ミシェルは応じない。彼女にとって銃とは、趣味ではなく戦うための武器だからだ。 |