傭兵 ルジェロ【1】
「すまないが、ここまでで契約は終了だ」 戦いのまっただ中にもかかわらず、ルジェロは剣を納めてそう告げる。怒鳴り散らす男を尻目に、戦場を後にした。 |
傭兵 ルジェロ【2】
「俺に正義なんてない。あるのは金の多寡だけよ」 ルジェロは空になった酒杯を名残惜しそうに舐めると、そのまま横になった。すぐに寝息が聞こえてくる。 |
傭兵 ルジェロ【3】
「そうそう。こうやってたまには働いておかないと、もらえる金が減ってくるからな」 心底感謝している様子で呟きながら、ルジェロは敵を倒す。 |
傭兵 ルジェロ【4】
「俺を仲間にしたかったら、金を持ってきな」 金でしか動かない男・ルジェロ。逆に言うならば、金がある限り、彼が裏切ることはない。 |