格闘家 ホーガン【1】
「何か食い物持ってないか? 腹が減っちまってな」一見隙だらけに見えて、その男にはまったく隙がない。いつでも動けるよう、踵をわずかに上げている。 |
格闘家 ホーガン【2】
「あんたもなかなかの腕だな。ぜひ一度、拳を交えてみたいもんだ。何なら今でもいいぜ?」 そう言うと、ホーガンはスッと全身の力を抜いた。 |
格闘家 ホーガン【3】
「修行して得られる強さなど、たかが知れている。強くなりたければ、実戦経験を積め」 彼に教えを請うた若者を、ホーガンはそう言って突き放した。 |
格闘家 ホーガン【4】
「動きが粗い! 武器に振り回されてるぞ」 寸前のところで刃をかわし、ホーガンは拳を敵の腹にたたき込む。うめき声を上げて、敵は地に倒れた。 |