ジラール【1】
「何という惨劇…人はこれほど残酷になれるというの」 大地を埋め尽くす屍を目にし、ジラールは剣を取り落とした。その瞳には涙が浮かんでいる。 |
ジラール【2】
「人が生きるには、剣ではなく鍬を手にするべきだわ」 自衛以外の戦いはせず、国土を荒廃から立ち直らせるためにジラールはその身を費やした。 |
ジラール【3】
「神の声を聞き、大地の声を聞くのです」 ジラールの元には大地を耕す仲間が集まり、広がっていった。ゆっくりとではあるが、人の営みが戻ってきたのである。 |
ジラール【4】
「…結局、護るためには戦わねばならないのね」 収穫があれば、それを狙う輩も現れる。自らとその家族、友を護るため、再びジラールは剣を振るう。 |