ピャスト【1】
「戦いに勝利するためには、王が必要だ。皆の中心となって指揮を執る王が」 元は大工の跡継ぎだったピャストは、その類い希な統率力で民衆を率い、辺りの土地を治めた。 |
ピャスト【2】
「ここから出て行け、さもなければ、八つ裂きにするぞ!」 構えた杖から、激しい突風が吹き荒れる。その風は敵の皮膚を切り裂き、辺りに血の雨を降らせた。 |
ピャスト【3】
「まずは食料だ。飢えさえしのげば、後は何とでもなるからな」 ピャストが指示されたのは、常に豊富な食料を分け与えたからである。どこからその食料が生まれたのかは、誰も知らない。 |
ピャスト【4】
「ついに王の座を手に入れた。余に従う限り、貧することはないだろう」 念願の玉座を手に入れたピャストは、民衆の前で演説した。多くの民が、ピャストの功績をたたえた。 |