ブルーノ【1】
「なんだ、ここも静かだな。魂の息吹が感じられない……」 ブルーノは孤高の戦いを続けていた。誰にも邪魔されない彼だけの世界の中をあてもなく彷徨い続ける終わりなき旅路。 |
ブルーノ【2】
「いずれこの世界は終わりを告げる。でも、その前にやらなくては……」 徒党を組むことを嫌うブルーノだったが、それには理由があった。平和を誓った忘れがたき友との別れ……。 |
ブルーノ【3】
「あいつなら、こんなときどうするかな? ……考えるだけ無駄か」 望んで孤独になったわけではない。もう誰にも迷惑をかけたくなかったから。哀しみは一人で背負うと決めた。 |
ブルーノ【4】
「誰かが求める自分になれないなら、一人で戦うほうが気楽なもんだ」 胸が引き裂かれるような想いに苛まれながらブルーノは戦う。捨てられたくない不安が消えるのは、いつの日か。 |