ロムルス【1】
「心臓が弱い奴は俺に惚れるなよ。最高にスリリングな人生になっちまうからな」 軽薄な剣士ロムルス。多くの人は彼をそう呼ぶ。女好きの彼の悪評を知らぬものは、王都にはいないだろう。だが、彼の本当の姿はほとんど知られていない。 |
ロムルス【2】
「俺は女のためにしか剣を抜かない。どうだい?平和主義者だろ?」 彼がなぜ女性の心をひきつけるのか分からないという者がいる。 それが分からない者は、おそらく女性の心をひきつけることはできないだろう。 |
ロムルス【3】
「聞いたぜ、俺の遊び場で下品な奴らが暴れてるんだろ?」 王都に山賊の集団が入った時、多くの国民がその犠牲になった。騎士団にも止められぬ凶悪な軍勢は、街に火をつけ、人をさらい、略奪の限りを尽くした。そんな中、ロムルスは静かな怒りに燃えるのだった。 |
ロムルス【4】
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