ヴィースブル【1】
「私は決して仇を許さない。例え神が許しても」 ヴィースブルは、自らを裏切った相手を探して、果てしない旅を続ける。仇敵の命を奪わない限り、故郷に帰ることはない。 |
ヴィースブル【2】
「くっ……これしきのことで!」 生活のため、ヴィースブルは流離う傭兵に身をやつした。かつてあった幸せな家庭は、裏切りによって壊れた。彼女には、もう失うものは何もない。 |
ヴィースブル【3】
「……夢か。どうして、あんな夢を」 頬を伝う水滴で目が覚める。必ず帰ると約束したまま、帰らなかった姉・ヴァンランディ。なぜ、憎い裏切り者の夢を見るのか。 |
ヴィースブル【4】
「ついに…辿り着いた。ようやく捉えたぞ!」 長い旅の末、ついに目的の情報を得ることができた。あとは、仇敵の胸を貫くだけだ。自らの光陰の剣で。 |