結界術師 リアナ【1】
「西の新しい星の輝き…吉兆であれば良いですね」 新たな生命の誕生か、それとも何かが華々しく散るのか。いずれにせよ、何かが始まるのだ。リアナは、結界を形作る指が震えるのを感じた。 |
結界術師 リアナ【2】
「この地脈に沿って行けば…大きく結界を張れるはず」 魔を排除する大きな結界を創るため、リアナは旅を続ける。だが、一筋縄で行く仕事ではなかった。 |
結界術師 リアナ【3】
「わ、私にだって身を守るくらいのことはできます!」 リアナが素早く宙をなぞると、強力な風がリアナの身を包んだ。天使の放った矢も、すべて風の鎧に阻まれてしまう。 |
結界術師 リアナ【4】
「こ、こんなに強い力……は、初めてです」 星の龍脈から強大な力を予見したリアナは、自らの創った結界から天を劈く魔力が迸るのを感じた。リアナの身体に魔力は凝縮し、ここにまた一人の大魔術師が誕生したのだ。 |