錬金術師 クローディア【1】
「ようこそ我が工房へ。お客さんは大歓迎よ」 辺りにはさまざまな道具が転がり、所々から白煙が上がっている。だが、クローディアはそんなこと気にもしていない様子だ。 |
錬金術師 クローディア【2】
「ふぅん……興味深い話だね」 ずり落ちてきた眼鏡をクイッと直し、クローディアは身を乗り出した。その目は、好奇心でキラキラと輝いている。 |
錬金術師 クローディア【3】
「あちゃー、またやっちゃった……」 クローディアは腕組みをする。最後に入れた硫黄が多すぎたのか? 顔を煤で真っ黒にしたまま、クローディアはずっと原因を考えていた。 |
錬金術師 クローディア【4】
「こら、勝手に工房で暴れるんじゃない!」 クローディアが試験管を敵兵に投げつける。ボンッという音を立てて爆発し、敵の鎧に大きく穴が開いた。 |