魔女 ミレイ【1】
「なあに、わたしに用事?」ミレイはホウキに乗ってふわふわと浮いたまま、かわいらしく小首をかしげた。魔女のコスチュームにそぐわない、無邪気な笑顔だ。 |
魔女 ミレイ【2】
「なんで呪文を唱えるのかって? だって、その方が魔女っぽいでしょ?」 さも当然、と言う風にミレイは応えた。呪文の詠唱ですら、彼女にとってはファッションなのだ。 |
魔女 ミレイ【3】
「えいっ!」 ミレイが両手を突き出すと、巨大な火の玉が出現して敵を飲み込む。そのまま、ミレイは両手を動かして火の玉を右へ左へ動かす。まるでゲームのようだ。 |
魔女 ミレイ【4】
「それじゃ、またね!」 そう言ってミレイはホウキで飛んでいく。そのスピードは、鳥と比べても遜色ないほどだ。見る見る小さくなり、やがて見えなくなってしまった。 |