魔法剣士 サラ【1】
「剣と稲妻、どちらでトドメを刺されたい?」 妖艶な笑みを浮かべて、サラは残った敵に尋ねた。すでに多くの兵士が、彼女の周囲に屍をさらしている。 |
魔法剣士 サラ【2】
「逃げられないわよ。このあたくしからは」 サラが持っていた剣を投げる。まるで操られたかのように剣はまっすぐ飛び、狙い違わず敵の喉元を切り裂いた。 |
魔法剣士 サラ【3】
「いいでしょう。剣だけでやってあげるわ」 サラの剣技は、国王付きの近衛兵にさえ劣ることはない。剣も魔法も一流だからこそ、彼女のような戦い方が成立するのだ。 |
魔法剣士 サラ【4】
「残念だけど、わたくしは今の自由な立場が好きですから」 サラは幾度となく騎士団から誘われている。しかし、拘束されることを嫌う彼女は、それを受け入れることはない。 |