テウクロス【1】
「狙いをつけようと思うから、狙いを外す。意味分かる?」 テウクロスの矢は変幻自在に飛び回る。その軌道を読みきることは、熟達の弓兵にも難しいだろう。 |
テウクロス【2】
「アタシは弓の悪魔と契約してる。だから、アタシの矢は必ず相手の心臓を貫く」 テウクロスの特殊な弓術は、悪魔との契約によって生み出されたものである。もちろん、それが分かったところで彼女の矢から逃げる術はない。 |
テウクロス【3】
「契約ってのはギブアンドテイク。魔法の矢を放つリスクは、もちろんあるよ」 テウクロスが悪魔との契約で対価にしたものは、「1000本目の矢を放った時、自分の命を悪魔に捧げる」というものだった。そして、彼女はついに約束の矢を放ってしまう。 |
テウクロス
「悪いけど、あの契約は無効だよ。だって、あんたはアタシが退治しちまうんだからさ」 テウクロスは初めから真面目に契約を履行するつもりなどなかった。契約違反に激怒する悪魔に対して、テウクロスは余裕の表情で微笑む。こうして、悪魔とテウクロスとの戦いが始まった。 |