グラム【1】
「氷漬けの大地に眠る伝説の力……聞いただけで心躍るぜ」 封印された氷の大地。はるか昔には偉大な魔法文明が栄えたとされるその土地は、今やアイスドラゴン以外には生物のいない死の大地となった。そこに一人の冒険家が挑む。 |
グラム【2】
「こいつは転送魔法……仕掛けはまだ生きてるみたいだな」 数千年前に施された魔法文明の魔法陣。そこに触れると、世界は一変した。次元と次元の狭間にある、許されざる世界。冒険家グラムはその中を進む。 |
グラム【3】
「ここまでの瘴気は初めてだ……よっぽどヤバイものがこの先に隠されてるんだな」 歪んだ空間の中に溢れる瘴気は、グラムの行く手を阻む。普通の人間が高濃度の瘴気に触れれば、精神も肉体もボロボロにされてしまうのだが、強力な保護魔法に守られたグラムには通用しない。 |
グラム【4】
「美しくも冷たい氷の力・・・・・・これが古代魔法文明の力か」 かつて温暖で穏やかな気候の中で栄えた古代魔法文明。その文明を破壊したのが、気象をコントロ-ルするために作られた氷の魔法だった。制御を失った氷の魔法は、文明を凍りつかせ、破壊した。 数千年後、その力はグラムの剣に宿った。一つの時代を終焉させた、恐るべき力が彼の手に収まったのである。 |