タマヨリヒメ【1】
「今日は祭りだ~♪楽しいな~♪」 大陸から遥か東にある島では、神と共に夏の訪れを祝う祭りが開かれていた。タマヨリヒメはその祭りの中心で、楽しそうに踊る。 |
タマヨリヒメ【2】
「もうすぐ日が落ちる。祭りの本番はそこからだよ」 次々と灯される提灯の幻想的な光に、タマヨリヒメはうっとりとした表情を浮かべる。楽しい祭りはまだまだ終わらない。 |
タマヨリヒメ【3】
「さぁ、踊ろう。音楽を奏でよう」 笛と太鼓の音に合わせ、みんながやぐらを囲んで踊る。誰もが今宵の祭りを楽しもうと、笑顔で踊りの輪に加わる。そのころ、タマヨリヒメは祭りのフィナーレの準備を進めていた。 |
タマヨリヒメ【4】
「今年も楽しい祭りだったね。これは神様からの贈り物だよッ!」 タマヨリヒメは夏の夜空に大きな花火を打ち上げる。人々からは大きな歓声が上がり、今年の夏の祭りも盛大に締めくくられたのだった。 |