バルバロッサ【1】
「幾星霜の時を経て、余は再び現世へと戻った」 地上に危機が訪れる時、赤髭の王が蘇り、人々を導くだろう。その伝説が今、現実の物となったのだ。 |
バルバロッサ【2】
「慌てるでない、凡庸なる者よ。余の導きに従うのだ」 赤髭王は、その絶大なるカリスマで、たちまち民衆の指示を集めた。もはや彼の権勢は小さな国家を凌駕する。 |
バルバロッサ【3】
「信心深き者よ、その純なる心こそ、敵の刃を防ぐ鎧なのだ」 神の名のもと、赤髭王の兵士は進む。熱狂的な信者で構成された軍は、行く手にある全てを神の御名を叫びながら破壊した。 |
バルバロッサ【4】
「もはや神ですら、余の権勢をうらやむだろう」 広大な領土とうずたかく積まれた富を前に、赤髭王は嘯く。その身に神が鉄槌を下す日は来るのだろうか。 |