大剣使い サキ【1】
「重くなんかないですよ! これがわたしの普通なんです!」 身の丈を超える巨大な剣を持ったサキは、ぷうっと頬をふくらませた。 |
大剣使い サキ【2】
「せーの、えいっ!」 大きく振りかぶった大剣が振り下ろされると、ドスンという音がして土煙が舞う。直撃を受けなくても、その衝撃で大きく体勢を崩してしまうのだ。 |
大剣使い サキ【3】
「うーん、これじゃ駄目ですね。少し軽すぎます」 その剣では大きすぎるだろう、とほかの剣を使った時の、サキの言葉。その細腕に、どれほどの力があるのだろう。 |
大剣使い サキ【4】
「もはや、我に抗うものなしぃ!」 強大に成長し、いとも簡単に振りかぶるサキと、巨大な剣。アンバランスなその光景は、まるで異世界のそれに見える。 |