武装工兵 レベッカ【1】
「これは、少し時間がかかるかな……」敵の設置した柵を見ながら、レベッカは愚痴をこぼした。 穴が一個所では狙い撃ちされるため、いくつか開ける必要があるのだ。 |
武装工兵 レベッカ【2】
「早く行きな。あたしが援護するよ」 レベッカは砲を肩にかけると、素早く発射した。そして少し首を傾け次弾を装填する。それだけのことを、片手でやってのけた。 |
武装工兵 レベッカ【3】
「さっさと敵の拠点を潰すんだよ!」 相手が同じ人間でないなら、人間にしか作れない武器で戦う。彼女の働きがなかったら、皆が呪文で焼け死んだだろう。 |
武装工兵 レベッカ【4】
「そんな弾じゃだめだ。どいて!」 レベッカは砲を構えると、耳をふさいで発射した。轟音と爆煙があがる。その煙が無くなると、その壁には大きな穴が開いていた。 |