近衛兵 ファリア【1】
「近衛兵ファリア。入ります」 王の御前にあって帯剣を許された存在。それが近衛兵だ。腕と心、双方が認められないと、近衛兵になることはできない。 |
近衛兵 ファリア【2】
「ファリア、子細を報告せよ」 王に直言できるのも、近衛兵を含む一握りの人間だけである。全騎士の憧れであり、崇拝の対象ですらある。 |
近衛兵 ファリア【3】
「っ! はっ!」 いざとなれば、王を守る最後の砦である近衛兵。その訓練も、すさまじいものがある。並の戦士では、一日と持たないだろう。 |
近衛兵 ファリア【4】
「……まだ、磨き足りないな」 寝る前には必ず、王手ずから渡された剣を磨く。ファリアの日課であり、一日も欠かしたことはない。 |