トリスタン【1】
「死は怖くない。怖いのはキミの心に居場所が無くなってしまうことだ」 思い人であるイゾルデに対して、トリスタンは情熱的なまでに愛を語る。 |
トリスタン【2】
「戦士には休息も必要だ。常に張りつめていては、竪琴の弦も切れてしまう」 トリスタンはそう言って竪琴を奏でる。歴戦の勇士の顔とは違う、奏者としてのトリスタンである。 |
トリスタン【3】
「毒を使うような卑怯者には、剣を向けることさえおぞましい」 その身に毒を受けたことのあるトリスタンは、卑怯な振る舞いを心のそこから憎んでいる。 |
トリスタン【4】
「その剣技、見事。だが、この私にはわずかに及ばないようだね」 振り下ろされた一撃を数ミリの見切りで躱し、トリスタンは剣を繰り出した。その先端は正確に敵の心臓を貫いた。 |