トー【1】
「なにジロジロ見てるのよ。私みたいな女騎士はめずらしい?」 トーはまだ騎士になってからの日が浅い。騎士になる前までは、片田舎でほそぼそと牛飼いをやっていたのだ。 |
トー【2】
「女騎士だからって見くびらないほうがいいわよ。なんなら試してみる?」 騎士としては実戦経験の浅いトーだが、腕前は確かなもの。戦いを挑んだ者は、きっと後悔するだろう。 |
トー【3】
「私に戦いを挑むの? いいわ、あなたが間違ってたことを教えてあげる」 トーが騎士として最前線に立つことを快く思わない輩は多い。だが、その自惚れはすぐ斬り刻まれる。 |
トー【4】
「覚悟はいい? 美しき私に斬られることを幸せに思いなさい!」 幾多の経験を重ね、トーは熟練の騎士となった。戦場で茜色の騎士を見た者は、決して生きては帰れない……。 |