ローラン【1】
ブォォォォォ! 味方が劣勢になった時、ローランは腰の角笛を吹く。その音色は兵士達の心を鼓舞し、痛みを忘れさせた。崩れかけていた軍が、力を得て反撃に転じる。 |
ローラン【2】
「残念ながら、貴様は死ぬ運命にある。このデュランダルでな」 ローランが剣を振り下ろすと、鉄の鎧がのよバナーのように切り裂かれた。その下にある肉と骨を砕き、兵士は絶命した。 |
ローラン【3】
「すまないが、もう少し私と一緒に駆けてくれ」 愛馬・ヴェイヤンティフの鬣を撫でる。主人の意思を確認したこの駿馬は、まるで何も乗せていないかのような速度で駆けだした。 |
ローラン【4】
「私は戦い続ける! たとえ最後のひとりになっても」 異教徒の軍に囲まれ、ローランは奮闘する。その周囲には敵の死体が折り重なり、夥しい血が地面を染めていた。 |