オズワルド【1】
「わたくしがお仕えするのは、ご主人様だけでございます」 大陸有数の大貴族に仕えるオズワルド。彼が世界最高の執事と呼ばれている理由は明確だ。彼は主人のあらゆるオーダーを、一切の問題なくこなすのである。 |
オズワルド【2】
「お屋敷の中が騒がしいですね……様子を見てまいります」 大貴族には敵が多い。昨日の友が、翌日には敵になってしまう世界なのだ。そんな中、曲がらぬ忠義を持つオズワルドは誰よりも信用されるのである。 |
オズワルド【3】
「ゴミの片付けも執事のお仕事です。ご主人様、少々うるさくなりますがご容赦ください」 料理、洗濯、掃除、あらゆる家事を完璧にこなすオズワルド。そんな彼が最も得意とするのが護衛である。彼の働きぶりは、護衛というにはあまりに攻撃的過ぎるかもしれないが。 |
オズワルド【4】
「ご主人様の敵はすべて排除いたします。それが執事の仕事ですので」 かつてあまりの強さのために、『鬼』と呼ばれた戦士がいた。血で血を洗う戦いの日々に疲れたその男は、オズワルドと名前を変え、ある名家に仕える執事となった。しかし、ひとたび戦場に身を置けば、『鬼』と呼ばれたころの彼が目を覚ます。 |