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人属性/UR/ケブリオネス

Last-modified: 2018-03-21 (水) 22:47:48

ケブリオネス【１】

「この旗は、私たちが数千年に守ってきたものだ。貴様らの好きにはさせん!」
滅びゆく共和国の騎士団長ｹﾌﾞﾘｵﾈｽ。彼女が持つ旗には数千年の歴史がある。しかし、その歴史が終わりを迎えようとしていた。

「我らはこの旗の下で生まれ、この旗の下で育った。ならば、死ぬ場所はこの旗の下に決まっている」
平和を愛する共和国。これまで大陸の大きな争いに巻き込まれることなく、国は悠久の歴史を歩み続けてきた。だが、そんな平和を脅かす影がｹﾌﾞﾘｵﾈｽに忍び寄っていた。

「不可侵の条約を一方的に破ったうえに、不平等な停戦条約を結ぼうなど許されるわけがない!」
隣国の理不尽な侵略に、ｹﾌﾞﾘｵﾈｽは怒った。平和が長く続いたため、“戦わない騎士団"と揶揄されることもあった彼女たちが、ついに立ち上がることとなった。

「御旗の元に集え、戦士たちよ!」
共和国を愛するすべての人々が旗の元に集まり、鬨の声を上げる。敵との戦力差は絶望的で、勝つ見込みはほとんどなかったが、人々の士気は高かった。誰もが、自分の墓標をｹﾌﾞﾘｵﾈｽの持つ旗にしようと決めていたからだ。