ウンディーネ【1】
「水が騒ぎ出している…」 先ほどから波紋が起こり続けている。どうやら厄介なことになりそうだと、水の精霊は美しい溜め息を浮かべる…。 |
ウンディーネ【2】
「…どうやら、さっそく来たみたいね」 清らかなこの水源に、何者かが近づいてきている。手荒い挨拶で、追い返さなければならないようだ。 |
ウンディーネ【3】
「水を汚そうとする奴は、決して許さない…!」 三叉の戟が勢いよく突き出される。水流に乗ればさらに勢いは強力になり、致命傷を与えるのだ。 |
ウンディーネ【4】
「私が守らないと。この美しい水を」 それこそが自分の正義だと、水の精霊は決意する。せめて自分の目に映る景色だけは、手を出させはしない。 |