エインセル【1】
「小さいからってバカにしないでよね!」 草原に突如現る美しい妖精は開口一番そう言った。プライドの大きさを見誤ると手痛い怪我を負う羽目になる。 |
エインセル【2】
「仲良くしてあげてもいいけど…触っちゃダメだよ!」 体は小さくても豊満な体つきをしているエインセル。興味本位ではけして触れさせてはもらえないだろう。 |
エインセル【3】
「勘違いしないでよね…これが癒しの技なんだから」 回復術を得意とする彼女。驚くべきことにその方法は対象者に口づけをするというものだ。 |
エインセル【4】
「あなたの名前は…『エインセル』じゃないわよね…よかった」 悲しいことに、彼女は同じ名前の者に出会うと消えてしまうという禁忌を背負っているらしい。 |