オーベロン【1】
「この森を通りたければ、腰に帯びた剣を捨てなさい。さもなければ、生きて森をでることはかなりません」 小さな体からは想像できない、威厳のある声でオーベロンは旅人に警告した。 |
オーベロン【2】
「このような行為は本意ではありませんが…」 オーベロンはそうつぶやいて、背中の羽を羽ばたかせる。たちまち突風が吹き、オーベロンに刃を向けた者は吹き飛ばされてしまった。 |
オーベロン【3】
「私の望みは、妖精達の平穏と発展のみです」 オーベロンは気象を操り、妖精達を脅かす者を遠ざけている。しかし、本来は穏やかで平和を愛する心を持っている。 |
オーベロン【4】
「ここまで馬鹿にされたのは、生まれ落ちてから初めてのことです」 オーベロンの顔が怒りにゆがむ。その背後には雷雲が現れ、あっという間に一帯は激しい嵐に見舞われた。 |