マヘス【1】
「戦火はこんなところまできてしまったか……」 獅子の顔を持つ勇ましい騎士が、戦場の中にいた。本来であれば平穏であるべき地は、今や多くの血が流れ、魂が彷徨う地獄に……。 |
マヘス【2】
「敵勢の数はかなり多そうだ。ここは慎重にいくべきか!?」 物陰に身を潜め敵の攻撃を避けていた獅子の騎士は、次の一手を時間をかけ思案する。少しの判断ミスが命取りになるのだから。 |
マヘス【3】
「そろそろ落ち着いてきたようだ。ならば、機を逃さず反撃に出よう」 陽が落ち、周囲が暗闇に染まるのを待っていた獅子の騎士は、戦火が落ち着くのを待っていた。夜明けとともに反撃が始まる。 |
マヘス【4】
「命が惜しくない奴がいるなら、我の前に現れるがいい」 血腥い風にたなびくマントをひるがえし、獅子の顔をしたマヘスが戦場をゆっくりと進む。正義の心を胸に、彼は地獄の業火の中で戦う。 |