メグレズ【1】
「完成された魔法陣の美しさは、世紀の芸術品に匹敵する」 『魔法陣絵師<マジックグラフィッカー>』の異名を持つ、魔法陣使いの女神。彼女にとって戦いは、自らが描いた魔法陣を実際に試すための手段に過ぎない。大量の図案を頭に詰め込み戦場へ向かう女神の、なんと活き活きとしたことか。 |
メグレズ【2】
「私の脳にアイデアが満ち満ちている! 試さねば! ああどこかで戦争でもやっていないものか」 メグレズの二つ名はもう一つある。『魔法陣中毒』。魔法陣のためなら戦争を起こすことすら辞さない彼女の情熱は、天才ゆえの逸脱の証拠か。 |
メグレズ【3】
「そぉら、我が新作のお披露目会だ! たっぷり見ていきたまえ!」 瞬く間に幾つもの魔法陣を書き上げ展開するその姿はまさに常軌を逸している。魔法陣に偏愛を注ぐ女神に出遭ってしまった者は、「あれのどこが女神なんだ、ただのバケモノじゃないか」と口を揃えるという。 |
メグレズ
「魔法陣を書くのも楽じゃないな。ああ、ペンだこが痛い……」 メグレズには戦場から姿を消す期間がある。それは彼女のペンだこの治療期間であるというのは……メグレズ本人のみが知る最高機密である。目下、メグレズは永久にペンだこができない魔法陣の開発中だ。 |