ウケモチノカミ【1】
「おいしー! おかわり~!」 ウケモチノカミは豊作を司る豊穣神だ。その神力は大地を肥やし、恵みの雨を降らせ、豊かな収穫を約束してくれる。彼女は行く先々で豊作をもたらし……その多大な収穫をモリモリ食べる。一説によると、その神力は「自分が腹いっぱい食べたいだけでは」なんて話も。 |
ウケモチノカミ【2】
「おいしー! おかわり~!」 ウケモチノカミは豊作を司る豊穣神だ。その神力は大地を肥やし、恵みの雨を降らせ、豊かな収穫を約束してくれる。彼女は行く先々で豊作をもたらし……その多大な収穫をモリモリ食べる。一説によると、その神力は「自分が腹いっぱい食べたいだけでは」なんて話も。 |
ウケモチノカミ【3】
「ちゃんと食べてる? しっかり食べないと、しっかり生きられないよ! さ、お食べっ」 ウケモチノカミは食いしん坊だ。食べることが大好きだ。そして食べることの喜びは、皆で分かち合ってこそだと信じている。ので、食事中に誰かを見かけようものなら、彼女は必ず食卓へと引っ張り込むのだ。 |
ウケモチノカミ【4】
「ごはんはね、命と同じぐらい大事なのよ。だって、ご飯がないと生きていけないじゃない!」 ウケモチノカミは大食いだ。そして同じぐらいの量を、食の席を共にした者に勧める。その者がお腹一杯になっても勧める。この豊穣神は「食事とは命を繋ぐ尊い行為」と思っているので、完全なる善意ではあるのだが。 |
【月光】ウケモチノカミ
「ぷはー! ごちそうさまー! ……さて、デザートは別腹~♪」 誰も彼もの胃袋がはちきれそうになって、厨房の料理人が精根尽き果てた頃、ウケモチノカミはようやっと満腹になった。しかし、デザートは別腹。運ばれてきたデザートに彼女は満面の笑みを浮かべる。まだまだ、晩餐は続きそうである。 |