神属性/LR/エポナ

Last-modified: 2018-03-19 (月) 23:44:35

エポナ【１】

「いざ尋常に勝負せよ!」
騎士道を知る者は多いが、ｴﾎﾟﾅほど真の騎士道を知る者は少ないだろう。弱気を助け強きをくじくを彼女の姿は、多くの騎士だけでなく、他の神たちにすら尊敬されている。

「たとえ友だとしても、悪を許すことはできない」
天界を揺るがしたかの大事件に、ｴﾎﾟﾅが関わっていることはほとんど知られていない。彼女の無二の友人が起こした事件で、彼女は本物の騎士道を見せたのだ。

「友よ、せめて私の剣の前に倒れよ」
悪魔と通じていたｴﾎﾟﾅの友は、天界転覆を狙っていた。ｴﾎﾟﾅは彼女の友だからこそ、彼女を決して許さなかった。正義を愛し、悪を討つ。彼女は友と剣を交える。

「友を助けられなかった私を許してくれとは言わない。恨むなら恨め。私もそれを受け入れよう」
友を斬った最後の瞬間、ｴﾎﾟﾅは何を考えたのだろうか。彼女は大切なものを守った代わりに、大切なものを失った。それでも彼女の瞳に涙は浮かんでいない。それが彼女の騎士道なのだ。