バトラエル【1】
「我が白翼にかけて、この神域は守らせてもらおう」 白い鎧と翼を身にまとう有翼の戦士は強い決意の炎を瞳に宿らせる。神の庭を守るものとして、邪悪なるものを決して神域には踏み込ませない。 |
バトラエル【2】
「神の庭は私の育った場所……踏みにじらせるわけにはいかない!」 邪悪な意思を持つ者たちの侵略は緩やかに、しかし確実に始まっていた。気付かないところからじわじわと忍び込む悪意に、多くの天使たちはまだ気づいていない。 |
バトラエル【3】
「この命が尽きるまで、私は剣をふるい続けるぞ!」 侵略は突如として始まった。バトラエルの守る神域の内側から吹き出すように現れた悪魔たちは瞬く間に美しい神の庭を汚していく。急転直下の襲撃に、多くの天使たちはなす術もなかった。 |
バトラエル【4】
「諦めるな!希望の炎が燃え続けている限り、私たちは戦える!」 無数の悪魔たちに、一人の天使が斬りかかる。その先に見えているのが敗北という絶望だとしても、彼女は純白の翼が羽ばたきを止めることはない。かすかに残った希望にすがるように、彼女の戦いは続く。 |