フェクダ【1】
「無重力って最高ね~。ずっとやると体が脆くなっちゃうのが難点だけど~」 重力を操ることを得意とする女神、フェクダ。日がな一日、無重力状態になってふわふわ空を漂うのが彼女の趣味である。行く先は気紛れ、いつだってフェクダはその日のノリでふわふわ生きている。 |
フェクダ【2】
「月に行ってみたいって思ったことある~? ……つれてってあげようか?」 適当で気紛れなフェクダであるが、その『適当』を邪魔されることをとても嫌う。もし彼女の機嫌を損ねたならば、その者は女神に重力を反転され、空の彼方に『落とされる』だろう。 |
フェクダ【3】
「なんで『重く』するのは使わないのかって? だって~、『重たい』女は嫌じゃ~ん?」 女神が機嫌を損ねるもう一つのもの、それは体重計。いつも重力を操作するから、彼女の真の体重を知る者はいない。知ろうとした者は勿論、空に『落とされる』だろう。 |
フェクダ【4】
「無重力状態で飲むジュースは最高だね~、ぷわぷわしててとっても可愛いもん~」 『重く』することはしない主義のフェクダだが、美味しいジュースと一緒に頼み込めばその力を使ってくれる……らしい。なにぶん彼女は気紛れで、ふわふわどこかへ行くものだから、試す機会と試せる者がないのである。 |