木花咲耶姫神【1】
「やぁやぁ諸君、お祭りを楽しんでるかい?」 羽織ったハッピがトレードマーク、お祭り大好きなその女神の名は木花咲耶姫神。祭りあるところに木花咲耶姫神あり、祭りと聞けば世界の果てでも現れる。彼女は文字通りの『お祭り野郎』ーー否、『お祭り女神』だ。 |
木花咲耶姫神【2】
「楽しくなければ祭りじゃない。めいっぱい楽しむのが木花咲耶姫神さ!」 木花咲耶姫神は祭りの達人である。金魚をすくえば大漁御礼、射的をすれば百発百中。そしてなによりいっぱい食べる。わたがし、チョコバナナ、タコヤキにヤキソバ……木花咲耶姫神は祭りグルメの達人でもあるのだ。 |
木花咲耶姫神【3】
「た~まや~。いっぱい遊んでいっぱい食べた後に見る花火は最高だねぇ」 木花咲耶姫神が特に好きなのは、打ち上げ花火だ。金魚すくいや射的の景品を山ほど担ぎ、わたがしを食べながら、女神はその目に夜空の花を映している。さぁ、祭りはまだまだ続く。 |
木花咲耶姫神【4】
「祭りが終われば、また次の祭りへ……。あたしは毎日がお祭りなのさ」 祭りあるところに木花咲耶姫神あり、祭りと聞けば世界の果てでも現れるーーそう、日々祭りを渡り歩く彼女にとっては毎日がお祭り。次はどんなお祭りに行こうか、女神は瞳を輝かせる。 |