閻魔【1】
「すべての死者は裁かれねばならぬ。私によってな」 泣く子も黙る地獄の裁判長・それこそが閻魔である。彼女の裁定に逆らうことは、何人たりともできはしない。 |
閻魔【2】
「嘘つきはよくないな。さぁ、舌を出せ。二度と嘘のつけない、誠実さをくれてやろう」 閻魔は法廷での嘘を許さない。ほんの小さな虚偽も見逃さず、嘘つきには確実かつ迅速な処置を下す。具体的には、舌を引っこ抜くのだ。 |
閻魔【3】
「私の裁判は常に平等で公平だ。悪人には罰を、善人には報いを与える」 大陸には、閻魔を悪魔に属する者だと考える者も多い。しかし、それは大きな誤解だ。彼女の一切妥協を許さない姿勢は、悪魔じみた恐ろしさを漂わせる。だが、それは彼女が職務に忠実なだけであり、彼女自身が残虐なわけではない。 |
閻魔【4】
「法廷の秩序を乱すものは、私が直接裁く」 閻魔が地獄の裁判長を数千年にわたって務めているのは、彼女の判決が平等だからだけではない。どれだけ凶悪な死者が暴れたとしても、力によって黙らせる。その圧倒的な実力こそ、彼女が職務を全うできる最大の理由である。 |