クレイオス【1】
「常に輝いていたいものだな、あの星のように…」 肩で風切り、颯爽と戦場を闊歩する若き神。その麗しい姿こそが星のようだと、すれ違う者は誰もが噂している。 |
クレイオス【2】
「来たか、闇の者ども。このクレイオス、相手になろう」 光に吸い寄せられるように出現する悪鬼を、彼は平然と迎え入れる。そして流れるように神の力が振るわれる。 |
クレイオス【3】
「無益な殺生はしたくない。疾く去るがいい」 完膚なきまでに敵を制圧すると、とどめを刺さぬまま背中を向ける。その手が血で汚れすぎては、星見を楽しめないから。 |
クレイオス【4】
「さあ、次はどこに参ろうか」 若き青年神は旅を続ける。何者が立ちはだかろうとも、彼の歩みが止まることはない。この世界が終わる時まで、天の星々が巡るように。 |