エラトー【1】
「この辺りならいいかな……」 エラトーはつぶやくと、自分の体ほどもある大きなハープを降ろした。周囲には半ば朽ちた建物があり、人の気配はない。 |
エラトー【2】
「……いずれここにも命が芽吹きますように」 エラトーは誰もいない空間に深々とお辞儀をすると、独唱歌を歌い始めた。聴衆は誰も折らず、聞くのはただ小鳥たちのみだ。 |
エラトー【3】
「……きゃっ!? だ、誰ですか?」 人の気配を感じ、エラトーは手を止めた。人間のいる前では、エラトーは滅多に演奏しない。極度の人間恐怖症なのだ。 |
エラトー【4】
「……わかりました。少しだけ……ですよ?」 旅人の懇願により、エラトーはようやく頷いた。そして恥ずかしそうにはにかむと、ゆっくりとハープに指を這わせた。 |
エラトー【魂極1】
エラトー【1】と同じ
エラトー【魂極2】
エラトー【2】と同じ
エラトー【魂極3】
エラトー【3】と同じ
エラトー【魂極4】
エラトー【4】と同じ