アテナ【1】
「あなたの力、素晴らしいわ。私と共にいらっしゃい」 混沌の世界において神々の統率にも綻びが生じている。アテナは自分と共に歩む勇者を探し求め、下界を巡り勢力を整えていた。 |
アテナ【2】
「私に刻まれた刻印…これが、あなたの力になるのよ」 世界が混沌と疑心に包まれた日、女神アテナの身体にも異変が起きていた。不明なる呪いの力が彼女と彼女の宣託を受けた者の能力と、道を極めんとする本能を引き出した。 |
アテナ【3】
「私は私の騎士と新たな秩序を築いてみせるわ」 自らを含めた十二神の力を結集させることなどもはや叶わぬ。これより我らが真なる頂となる。アテナは皆をそう導き、自身の理想郷をこの王土に打ち立てようととしている。 |
アテナ【4】
「ミネルバ…私が世界を取り戻すための…最大の障壁ね」 ミネルバこそ、自らと同一視される因縁浅からぬ戦いの女神。自らと二律背反たる存在を下すことで世界秩序は正され、而して、自身に巣食った呪いより解き放たれる。アテナはそう信じていた。 |