アラエル【1】
「ハーイ? ミナサンげんきデスカー!?」 天から降ってきた羽根に村人たちが空を見上げると、そこには巨大な羽根を持った天使が宛然と笑みを浮かべていた。 |
アラエル【2】
「ソンナかおシテタラ、しあわせハヤッテキマセンヨ?」 アラエルはそう言って笑うと、タタタンと三度かかとを鳴らす。たちまち荒れた大地に草木が芽吹き、涸れた泉に清水が湧いた。 |
アラエル【3】
「アナタわるいヤツデスネ!? アラエルガヤッツケテヤリマス!」 アラエルが杖を振るうと巨大な炎が敵を覆う。アラエルは詠唱無しに強大な呪文を使用することが可能なのだ。 |
アラエル【4】
「こまったコトガアッタラ、イツデモいのってクダサイ」 アラエルはそう言い残すと、ゆっくりと天へと帰っていく。後には、得も言われぬ芳香だけが残された。 |