バルドル【1】
「あはっ。あたしの名前はバルドル。よろしくね!」 輝くような美しさを持った少女は、無邪気な笑顔を浮かべた。その姿を見た者は一瞬で虜になってしまう。 |
バルドル【2】
「きっと負けないよね、あたしが来たんだもん」 神々の中で、最も美しく、最も愛されているというバルドル。彼女のあるところ、神々の軍は不死となり、決して倒れることはない。 |
バルドル【3】
「ふたつに切られるのがいい? それとも四つ?」 剣を取らせても、バルドルは決して他の神に劣らない。敵の体をまるでバターのようにたやすく切り裂いてしまう。 |
バルドル【4】
「もう、痛かったんだから。今度はこっちの番だからね!」 バルドルは確かに息絶えたように見えた。しかし、彼女は平気な顔で起きあがり、敵を睨みつけた。 |