パラケルスス【1】
「あらゆる知識を身に着けることが我が人生の使命。その邪魔は誰にもさせん」 天才と呼ばれる人間は数多くいるがパラケルススはその中でも異彩を放っている。天才錬金術師である彼が目指すものはただ一つ。それは完全な生命体の生成である。 |
パラケルスス【2】
魂は神秘的で、可能性に溢れている。研究対象としてはこれ以上ないほど魅力的だよ」 魂を研究対象として扱うパラケルススは、これまで多くの魂を集めてきた。だが、彼がその魂を無駄にしたことなど一度もない。すべて大事に、無慈悲に、実験の道具として消費してきたのだ。 |
パラケルスス【3】
「人は弱いものだ。失われた魂との再会や永遠の魂の獲得の前では、正しい判断ができなくなる」 パラケルススの元には多くの人間が集まってくる。ある者は失われた命の再生を求めて、ある者は永遠の命を求めて。パラケルススは彼らを拒否することはない。な彼らもまたパラケルススにとって実験道具の一つなのだから。 |
パラケルスス【4】
「新たな命の誕生だ!私はついに神になったのだ!」 魂の組み合わせは無限の可能性を生む。ついに新たな命を誕生させたパラケルススは己の全能感に酔った。だが、彼の狂った好奇心はこれで終わらない。神に近づくだけではあきたらず、神をも超える存在を目指し始める。究極の生命体の創造……それを目指す彼の研究はまだ始まったばかりなのだ。 |