パンデイア【1】
「大地がこれほどまでに穢れてしまうとは……」 長いあいだ人々が住まう大地を見守ってきたパンデイアは、決断の時を迫られていた。後悔しようとも、もう戻ることはできない。 |
パンデイア【2】
「いったい、どこで間違いを犯したのかしら?」 パンデイアは、守るべき大地に生命が誕生したばかりの遥か昔を思い返す。あのころはまだ、希望に満ちた星であったはず……。 |
パンデイア【3】
「私の決断が、この大地の……この星の運命を決めるのね……」 パンデイアはまだ迷っていた。もしかしたら救世主が現れるかもしれない。それは愚かな願いだろうが……。 |
パンデイア【4】
「大地は穢れ、いずれ生命は死に絶える……私はそれを止めなければならない」 大地の女神であるパンデイアは、過ち多きこの星の現状を憂い、今まさに手を差し伸べようとしていた。 |