ラーン【1】
「この波はいい波だよ」 ラーンは波と水しぶきを愛する女神である。普段は穏やかな彼女だが、決して油断してはいけない。波はさざ波ばかりではなく、時として津波になることもあるのだから。 |
ラーン【2】
「海に関する魔法の力なら、私に任せてよ」 ラーンはいくつもの魔法の道具を持っている。丁寧に頼めば、きっと彼女はその道具を貸してくれるだろう。ただし、絶対に期日までに借りたものは返さなければならない。 |
ラーン【3】
「自慢の道具は、あらゆるものを捕える網と、あらゆるものを貫く槍よ」 ある日、ラーンは優しそうな青年に出会った。その青年の名はロキ。彼は彼女から魔法の網を借り受けると、そのまま姿を消した。ロキが再び彼女の元に戻ることはなかった。 |
ラーン【4】
「ロキのやつ、私の道具を盗んだわね!」 ラーンは自分の道具を我が子のように大事にしている。それを借りたまま盗まれたとなれば、彼女の怒りは相当なものだ。巨大な波に乗り、ラーンは戦いへと赴く。 |