ヴェッラモ【1】
「この平原のクリスタルには、魔法の力が込められているの」 ヴェッラモが住む平原の聖域。そこには数百年に一度、美しく輝くクリスタルが現れる。そのクリスタルに込められた魔法の力は強大で、地形を変えてしまうほどだという。 |
ヴェッラモ【2】
「クリスタルを狙う不届き者から、クリスタルを守るのが私のお仕事です」 ヴェッラモが守るクリスタルの力に魅せられた者は多い。だが、そんな輩が徒党を組んでも、ヴェッラモには敵わないだろう。彼らが求めるクリスタルの強大な力が、ヴェッラモに味方しているのだから。 |
ヴェッラモ【3】
「不穏な気配を感じる……もしかして、ドラゴン!?」 クリスタルの誘惑はドラゴンすらも呼び寄せた。炎をまき散らすドラゴンは、瞬く間に聖域を燃やし尽くす。一気に燃え上がった炎を消す手段は、もはやひとつしか残されていなかった。 |
ヴェッラモ【4】
「助かるには、もうこれしかない……水よ!」 ヴェッラモがクリスタルをかかげると、平原が大きく振動した。あちこちから水が吹き出し、瞬く間に辺りは湖と化す。ドラゴンは噴出した水に飲まれ、そのまま水底へと沈んでしまった。こうして、クリスタルは無事に守れたのだった。 「今日からここは平原の聖域じゃなくて、湖の聖域ね」 |