招杜羅大将【1】
「あたしを永き眠りから呼び覚ますのは、どこのどいつだい?」 大太刀を手に姿を現した招杜羅大将は、召喚者に威勢よく詰め寄る。己がなにをすべきか聞かせてほしい、と。 |
招杜羅大将【2】
「ねぇ、あたしになにをしてほしいんだい。遠慮しないで言ってごらん?」 召喚者が怯んでいることなどお構いなしに招杜羅大将は言葉を続ける。彼女は戦いたくて仕方がないのだ。 |
招杜羅大将【3】
「これぐらいのことは朝飯前だよ。さあ、もっと派手に暴れてやるよ!」 長きにわたって闇に封印されていた鬱憤を晴らすかのように、招杜羅大将は戦場を縦横無尽に駆け回る。 |
招杜羅大将【4】
「うふふ。あたしの大太刀があれば、戦乱なんて簡単に止められるわよ!」 美しい薔薇には棘がある。招杜羅大将の大太刀が唸りを上げれば、愚かな敵は瞬時に安息の刻を迎えるであろう。 |