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神属性/UR/アンティキティラ

Last-modified: 2018-03-19 (月) 01:04:40

アンティキティラ【１】

「今から数万年前、この大陸に何があったのか知りたくない?」
遥か昔の神話の時代。その時代に、人々が神や悪魔にも対抗するほどの力を持っていたという話を、何人が信じるだろうか。当時の人々が持っていた力は『科学』。今はもうほとんど残されていない奇跡の力である。

「大昔の科学力は、とても優れていたらしいわ」
ある研究者は言う。大昔の人間は、神と並び立つほどの力を、科学によって手に入れていたと。その言葉の真偽は不明だが、ｱﾝﾃｨｷﾃｨﾗが掘り起こした兵器には、それを信じさせるだけの説得力がある。

「温故知新、古いものから学ぶことは多いものよ」
ｱﾝﾃｨｷﾃｨﾗが掘り起こした者は、巨大な戦艦だけではない。その戦艦には機械仕掛けの兵士たちが搭乗していた。
神さえも凌駕する科学力を持ちながら、なぜ大陸の科学文明は滅んだのか。

「大きすぎる力はやがて暴発する……ま、滅びた文明が残した古臭い教訓なんて、無視無視」
ｱﾝﾃｨｷﾃｨﾗは空を飛ぶ戦艦に乗り、大陸制覇に乗り出す。温故知新を語った彼女が求めたのは、教訓ではなく力だけだった。はたして、彼女は歴史を繰り返すことにはならないだろうか。