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神属性/UR/カシエル

Last-modified: 2018-03-18 (日) 12:46:44

カシエル【１】

「汝、規律を守りたまえ。守らなければ、死あるのみ」
天界の守護天使にして『正義の御使い』、それが能天使ｶｼｴﾙだ。彼女の使命は天界の平和と、世の秩序を守ること。それらを害する者ｰｰ悪魔に対して、彼女とその剣は一切の容赦をしない。

「汝、秩序を尊びたまえ。無秩序に身を置く者は、救い難き愚か者なり」
ｶｼｴﾙはある種、無慈悲である。秩序･正義･天界、これらの敵となる存在を討ち倒すことに対して、この天使が躊躇したことなど一度もない。そして今後もないだろう。すべては、秩序の御名の下に。

「汝、悪魔を疎いたまえ。彼奴等の言葉に耳を貸すことは赦され難し大罪なり」
秩序のほつれを察知すれば、正義の天使は現れる。邪悪な悪魔と、その囁きに乗ってしまった愚か者。そして振り上げられたのは、正義を宿した白銀の剣。その凛とした輝きは、ｶｼｴﾙのありようを体現しているかのようだった。

「汝、正義を信じたまえ。真に正しきことは、汝の行く先を照らすだろう」
悪魔と愚者を切り裂いたｶｼｴﾙが振り返った先には、彼らに襲われんとしていた一人の少女。握りしめられたﾛｻﾞﾘｵ。一瞬だけ、正義の天使の眼差しが和らいだような気がしたがｰｰ次の瞬間には、天使は正義を守る為に飛び立っていた。